教材案内・使い方

おすすめ塾用教材!中学英語必修ワーク

生徒の英語の成績が上がらない…どうすれば…

 割と評判の良い地元の高校受験専門の個人塾で働いていた時期があります。そこは集団授業をメインで行う塾で、英語に関しては特に評判がよく、感謝している学生は多かったように思えます。ではそこでどんな教材を使い、どんな授業をしていたのか?

 まず教材は教科書準拠の塾用教材をメインとせず、塾長オリジナルの教材をメインに使っていました。オリジナルと言っても非常にシンプル。英単語と和文の羅列のプリントです。この和文をひたすら英語に直す、いわゆる英作中心の授業でした。和文プリントに対応した英単語プリントは学校の教科書に出てくるものをできるだけ使っており、和文プリントは覚えるべき文法事項を反復するものになっています。

 まずあらかじめ英単語(10~15単語程度)のプリントを生徒に渡し、授業までに覚えて来るよう指示します。授業の初めに、その英単語のテストをします。その後、和文プリントを配り、授業が始まります。英作はもちろんテストした英単語を使うようになっています。授業では習うべき文法事項を簡単に講師が板書し、あとはひたすら英作練習。1問解くのに時間を与え、出来上がったら生徒を指名し、答えさせます。授業の8割くらいはこの英作の授業でした。

 レベル別にクラス分けも行っており、塾長は状況に応じてどのプリントをやるのかを逐一講師に指示していました。当然低いクラスほど、基礎的なプリントが多くなります。

 定期テスト直前では、薄いはぎとり式教材(塾用教材)をやったり、ストックしていた学校の過去問をやったりしていました。その他、学習が遅れた子を集めて補修授業を行ったり、土日を利用し模試も定期的に塾で開催しており、活気がありました。

 さて、上のボタン「試し読み」をクリックして中身を見た方ももうお気づきかと思います。当教材はこの塾の流れをだいたい踏襲しています。講師の力量によらず、ある程度順番に進めるだけで安定的に基礎を身につけさせることができ、授業の準備や管理が実に楽になることでしょう。

※教科書会社それぞれに対応した準拠教材ではないため、定期テスト直前ははぎとり式教材などで対応する必要があります。

構成やレベルは?

当教材の流れは以下のようになっています。

上巻、下巻共に20章の構成,5章おきにまとめテスト(4ページ)を配置

※別冊解答には、音読練習用として当教材掲載の英文とその訳の一覧が掲載されています。

●各章の一般的な構成

新出英単語→文法解説→例文の練習→同じ例文の整序問題(一部穴埋め、選択問題)2回

※章末問題(A)(B)はそれぞれが全く同じ問題である場合と、与える英単語を減らすなどして(B)の方の難易度を上げている場合があります。(A)(B)を全く同じにしている理由は、そもそも難易度を上げても時間を浪費するだけであまり意味がないと判断した場合です。(B)の難易度を上げている場合は、(A)だけでは英文法の理解が確実かどうかを判定しにくいと判断した場合です。

※一部文法解説の後に文法チェック小問題があります。

●上巻の構成

1 名詞と冠詞 2 be 動詞1 3 be 動詞2 4 一般動詞1 5 一般動詞2 6 命令文と形容詞 7 some, any と副詞 8 疑問詞1 9 人称代名詞 11 時をたずねる表現 11 疑問詞2 12 疑問詞3 13 can の用法 14 進行形1 15 一般動詞3 16 be 動詞3 17 一般動詞4 18 進行形2 19 未来表現 20 一般動詞5 21 助動詞1 22 助動詞2 23 接続詞1 24 接続詞2 25 there 構文

●下巻の構成

1 不定詞1 2 不定詞2 3 不定詞3 4 動名詞 5 前置詞1 6 前置詞2 7 比較1 8 比較2 9 比較3 10 受動態 11 現在完了1 12 現在完了2 13 現在完了3 14 動詞の応用 15 不定詞の応用 16 分詞と動名詞 17 関係代名詞1 18 関係代名詞2 19 間接疑問 20 否定疑問と付加疑問 21 方位副詞と句動詞 22 感嘆文と間投詞・仮定法 23 語彙と慣用表現1 24 語彙と慣用表現2 25 語彙と慣用表現3

 結論から言うと、内容自体は結構ハードです。例文自体は上下合わせて1400以上あり、幅広く日常英単語を使うようにしていますので、学校の成績で上位50%の中学生が主な対象者となります。ただし上巻の中1分部なら下位レベルの子でも十分活用できます。個別指導の経験がある先生ならご存知の通り、最も核となる中1英語を習得するには、教科書や準拠教材では難しいため、上巻は特に活用いただきたいです。上巻の整序問題やまとめ問題を反復することで、be動詞と一般動詞の使い方の違い、主語の人称、単数・複数の違い、疑問文と否定文の作り方の違いを理解させることができます。そして、下巻に入ると文法事項が難しくなり、下位レベルの子にやらせても、そもそも終わらすことが困難になってきます。よって、その場合は下巻を文法の説明用として利用し、メインテキストを教科書準拠教材や学校で購入しているワークに切り替えていく必要があろうかと思います。

例文の特徴は?

 当教材の中1英語が終わるころになると、例文自体がかなり実践的になってきます。中には通常の受験参考書では扱わないような内容も含まれます。この点が一般的な受験用教材と一線を画す部分です。定期テスト対策や模試、高校受験対策に特化した教材は他にいくらでもあります。だから同じような教材を作ってもあまり意味がないという視点に立って作っています。実際の英会話を想定した例文にたくさん触れることで、生徒のモチベーションを上げるということが大きな狙いです。要するに当教材は受験対策よりも、英検やTOEIC対策寄りの教材と考えていただけるとわかりやすいかと思います。

 例文の校正は3回ほど行いました。初めは海外在住もしくは在住経験がある日本人や、英会話教室の先生(日本人)に依頼。次に学術論文の校正や予備校の講師を務められている高学歴な方に総チェックを依頼。そこまででかなり例文が修正されましたが、最終的にはイギリス生まれでアメリカの大学を卒業されたネイティブに依頼。

 すると3割くらいの修正指示が出ました。「これはいかにも日本人が作った例文」「カジュアルすぎて教科書には向かない」「副詞を誤用している」「こんな表現は生まれて初めて聞いた」「ネイティブはこんな表現は絶対しない、失礼ながら笑ってしまいました」と、まぁボロカスに指摘を受けました。要するに日本人はたとえ英語が堪能でも、ネイティブの感覚をほとんど理解できていないということです。

 そのネイティブは日本での英語教育、英語教材作成にも携わっていた方でしたが、彼によると日本の受験参考書にはおかしな例文がたくさんあるそうです。海外の和食レストランに行くと、和食がとんでもなく様変わりしている場合がありますが、これと同様にネイティブからすると、日本の英語教育は結構へんてこに映っているようです。そう考えると、前述の塾で英作問題を繰り返すことは、確かに文法は理解できるようになるが、へんてこな英文を作り続けてきたことになります。海外でへんてこな日本語が堂々と教えられていたら、あまりいい気分はしません。流石にこの状況は変えるべきです。

 そういうわけで、ネイティブが許容できるフレーズを幅広く用意し、それをひたすら学び、習得していく方がよいだろうと考えています。そういう理由から、当教材では【例文のインプット】→【同じ例文のアウトプット】というスタイルととっています。

ネイティブ思考の文法解説

当教材の執筆に当たっては、ネイティブの感覚をわかりやすく伝えてくれる大西泰斗氏の著書や海外在住の日本人や日本で英語教育に携わるネイティブの意見を参考に作成しています。従って、英文法の解説も一般的な受験参考書とは大きく異なっています。例えば現在完了の感覚を過去形の英文と比較して解説したり、前置詞や方位副詞の感覚を図で表したりして、ネイティブの思考を伝える工夫をしています。

 文法事項は高校で習うような発展部分も若干含まれます。例えば上巻19章の未来表現では、will、be going toの他、進行形による未来表現の解説を加えています。また、下巻15章の使役表現ではmake、letの他、have+人+do, get+人+to doの表現を加えています。知覚動詞+A+do、知覚動詞+A+doingの表現もあります。高校受験対策としては一般に不要ですが、実践的な会話ではよく使われ、知らないと理解できないものばかりです。

その他、下巻20章以降の発展内容では、次のような項目があります。

方位副詞と句動詞/句動詞とその語順/命令文の前のjust/強調のdoとnever/感嘆文/間投詞/仮定法/仮定法の婉曲表現/speak, talk, say, tellの違い/say, go, comeを含む慣用表現/listen, hearの違い/goとcome,takeとbringの使い分け/takeの様々な意味/様々なコロケーション/otherとanother/数量を表す代名詞と形容詞/様々な数え方/多さ・少なさを表す語句/強調の助動詞do/接続詞を含む熟語/接続副詞と接続副詞句/買い物,レストラン,タクシーでの表現/dummy it

YouTubeを活用下さい!

当教材の基本例文はすべてYouTubeで無料公開しています。英文と和訳が流れたあと、リスニングチェック用として英文のみが流れる構成となっています。YouTubeの音声は断りなく塾や学校の授業で活用いただいても構いません。活用の際は微風出版チャンネルをチャンネル登録してご利用ください。

その他、例文を個別に好きなタイミングで再生できるサービスも用意しています。こちらは現在6000円でアカウントを発行しています。短文のリスニングテストなどに活用いただけます。サンプルサイトを用意していますので、以下をクリックしご検討くださいませ。

効果的な使い方は?

 個別授業の場合は、章初めの英単語のチェックをするのがいいでしょう。宿題であらかじめ英単語を覚えさせておくと早く進みます。見開きの右ページがチェックページになるので、講師がランダムに英単語を指して読みと意味を答えさせるといいです。また、初めて例文を習う場合は、YouTubeを流して聴いてもらうといいでしょう。自宅でも練習できることがこれにより伝わります。

 別冊の冊子には、例文一覧を掲載していますので、これは特に宿題用に利用するといいでしょう。英語が苦手な子は決まって英文を早く読めません。従ってできるだけしつこく音読練習を促し、講師がスラスラ読めるかを常にチェックすことが重要になろうかと思います。

「中学英語必修ワーク」の購入方法は?

 当教材は市販品で、書店やネット書店で購入が可能ですが、塾教材販売代理店でも取り扱っていただける場合があります。当教材は代理店様にも展示会の出品に協力いただいている関係から、塾、学校関係の皆様はできる限り販売代理店より購入いただきますようお願いいたします。

●主な代理店:日本教材出版・朝日教育社・学文社・教育企画・ブックスなかがわ石川図書中村出版三重教材 他

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