教材案内・使い方

おすすめ塾用教材!中学数学必修ワーク

授業の質,講師によってばらつきがあるなぁ…

 著者自身も個別指導塾の指導者です。どうしたら理解力が弱い子も普通程度の子でも成績が上げられるか、日々考えてきました。そしてたどり着いたのが徹底した教材の作り込み。上の試し読みからご覧になった方はわかる通り、見開きの左ページは板書や例題、右ページがそれに対応した練習問題。そして問題の難易度はすべて学校の定期テストレベルになっています。

 数学の習得において、「いかに早く全体像をとらえるか」が重要であることは、指導経験がある程度ある方ならお気づきになっている方も多いことでしょう。中学数学はまだしも、高校数学、大学数学と高度になるほど、細かい部分にこだわっていると全然先に進まず悩んでしまうということが起こります。そして思い切ってこだわりや執着を捨て、よくわからないながらも先に進み、その後に全体を見渡すと、合点がいくことがよくあります。

 さて、学校の成績が下位50%のレベルの子にとっては、指導者がその高度な数学で体験したことが、小学校の算数や中学の数学で起こってしまいます。わからないという苦痛、先に進まない苦痛。それが続けば当然勉強が嫌いになります。そう考えると、通年教材というのは論理的に考えて「初学者向けなら応用問題を入れてはいけない」ということになります。

 もし入ったものを使った場合は、問題を選別したり、あるいは生徒がしっかり解けていなくても思い切って先に進むという判断を講師に委ねることになります。果たして、指導経験が少ない大学生にそのような判断ができるでしょうか。真面目で熱心な大学生ほど、細かい部分や難問にこだわってなかなか先に進まず、生徒の成績が振るわないということは大いに推測できます。

 そうならないためにも当教材は、初めから板書すべきことをすべて掲載し、練習問題は基礎に絞り、順番通りに進めれば自然に身につくよう徹底的に考えて作っています。こうすることで、講師による指導のブレを大きく抑えることができます。そして何より板書がほぼ不要な分、講義時間を節約でき、演習に多くの時間をと費やすことができます。

 そしてもしこの教材だけでは時間が余ってしまうような実力者には、ちょっと難しめの別の問題集もさらに使えば不満なく受講を続けてくれることでしょう。

※生徒が問題を解く上で、行き詰まっているときは、当然板書をしたほうがよい場合もあります。

他と何が違うの?

 学習指導者ならよく気づいているのに、教材屋さんはあまり気づいていないことがあります。その1つはシャッフルの重要性です。教材屋さんはパターン別に問題をきれいに並べたがるわけです。これは最初のうちは必要ですが、こればかりをやっていても点数はとれないことを、現場ではよく知っています。

 当教材は、例えば章末問題で次のように問題を配列しています。

 (3) 7x²=11  (4) 7x²=11x

 このように、似ているのに解き方のパターンが全く異なる問題を配列することで生徒も講師も大きな気づきが生まれます。もしこれらが両方とも正解できなかった場合、生徒にとっては「自分は解き方を全然マスターできていない」、講師にとっては「パターンがばらばらに出てくると生徒は途端にできなくなる」と気づくわけです。

 著者は個別指導の講師でもあるため、このことはよく知っています。ですから当教材の章末問題はだいたいこのようにシャッフルされた不規則な配列になっています。一次方程式や因数分解などの計算では、章末問題でなくとも【同じパターンの反復】→【シャッフル問題】という配列をとっている場合もあります。

 実際当教材を使ってみると、下位50%の子は見事にシャッフル問題で引っかかります。生徒にとってはちょっと前まで解けていたのに、突然解けなくなる。点数がとれない子は定期テスト本番でこのことに初めて気づくわけですが、その気づきが本番前に十分味わえるわけですから、教える側としては実に楽で爽快なわけです。

 その他にも、「三角形の合同条件を3つ書きなさい」といった問題。当教材では、同じ問題が複数回出てきます。教材屋さんは普通全く同じ問題を2回も入れたりはしません。何故こんなことをするのか。やってみたらわかるのですが、1回目のテストで合同条件がかけたとしても、ちょっと時間をおいて書いてみると書けないことが割と多くあります。ここで生徒も講師も気づくわけです。一度覚えてもすぐに忘れると。講師がそう気づくと、生徒に対して合同条件を口頭で言えるかしつこく聴くようになります。

 つまり「同じ問題を2回入れることは意味がない」というのは観念に過ぎません。このように著者自身が塾の現場の人間だからこそ、知り得ている情報がたくさんあり、このような工夫が随所にあります。どうか当教材をメインに使っていただき、威力を体感いただきたいです。

宿題をどうするか

 だいたい上位50%の生徒の場合は、章末問題を宿題にするのが良いように思われます。ただし、章末問題を授業で終わらせるくらい早く解ける生徒に対しては、別の問題集を購入して宿題を出すのがいいでしょう。問題なのは下位50%です。このレベルの子はそもそも宿題をやってこない場合が多いです。やってこないのではなく、やれないというのが正確なところです。基礎の身につきが遅いため、自力では解けないことが多いのです。その場合は講師の先生と話し合って決めたほうがいいでしょう。授業で解いた同じ問題をコピーして宿題に出したり、学校で購入している問題集を持ってこさせて、そこから宿題を出すなど、いろいろ考えられます。そして著者の場合、宿題自体を無理に出さないということもします。その代わり、できるだけ学校の授業の先に進むようにして、学校の授業が塾の復習になるようにすると、割とまぁまぁな点数がとれるようになったりもします。宿題を必ず出さなければいけないというのも観念かもしれません。そこは状況に応じて判断する必要があろうかと思います。

※当教材購入済の生徒に対しては、当教材をいくらでもコピーして利用いただいても構いません。

使用上の注意

 当教材は教科書準拠ではないため、各教科書に出てくる一部の独特な問題については対応できません。従って定期テスト直前についてはそれに対応するために、教科書準拠教材(はぎとり式などの薄めのもの)など、別の教材で対応する必要があろうかと思います。個別指導の場合、学校で購入している教材をテスト対策に利用してしまうのも一つの手かと思います。

 また、特に一番下位の50%のレベルの生徒や数学が苦手な生徒の場合、当教材の練習問題でも絞る必要が出てきます。主には標準的な問題ですが、無理に全部をやろうとするとすべてが中途半端となり、点数が伸び悩む結果となります。その場合はどこをどれほど絞るかは、十分講師と相談しながら対策をする必要があろうかと思います。

「中学数学必修ワーク」購入方法は?

 当教材は市販品で、書店やネット書店で購入が可能ですが、塾教材販売代理店でも取り扱っていただける場合があります。当教材は代理店様にも展示会の出品に協力いただいている関係から、塾、学校関係の皆様はできる限り販売代理店より購入いただきますようお願いいたします。

●主な代理店:日本教材出版・朝日教育社・学文社・教育企画・ブックスなかがわ石川図書中村出版三重教材 他

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